①これぞミリオンライブなわちゃわちゃ感
11話は4話、5話以来となる全員集合回になりました。
やっぱこれがミリオンライブですよ。
みんなで仲良くわいわいやってる時が1番ミリオンライブらしいなって感じます。
最後の最後にらしさを前面に押し出してくれるの本当に嬉しい。
②未来と静香による最高に頭の悪い会話
おバカなやり取りが出来るようになったのも、静香の心に余裕が出た証。
心に抱えていた問題が綺麗さっぱり解決して、後はライブを成功させるだけ!
クライマックスへ向けてキャラクターも視聴者も前のめりになれる作劇は流石ですね。
③少しずつ変わりつつある翼
成長して変わった後の静香が描かれた一方で、まさに成長中の姿が描かれたアイドルがいます。それが翼です。
11話の中で頻繁に見せる彼女の思い詰めた表情。これまで余裕の表情しか見せてこなかったかだけに衝撃的でしたし、それだけ彼女が本気になったことが伝わってきましたね。
1話からここに至るまで、こうした変化の積み重ねが印象に残るように演出してるの本当に匠の技ですよね。
そして未来と静香の成長と変化が翼に影響を与えたドラマからも分かるように、アイドルマスターミリオンライブは互いに刺激し合って全員が主役として輝く群像劇なんです。
そこを改めて明示してくれたことに、本当に感謝と喜びしか無いです。
④個性弾ける前半パート
この11話は前半が合宿パートで後半からこけら落とし公演になるのですが、合宿パート含んだ前半がとにかく濃い。
良くこんな短い時間に39人のアイドル全員を詰め込んで、破綻なく物語を展開させたなと驚きました。
1秒あたりの情報量を増やす上で効果的に止め絵を使っていたのが良かったですね。
それでいてアイドルの個性を引き出す上で動きを入れた方が良いところはしっかりアニメーションで描く。
しっかりメリハリも効いてました。
以下印象に残ったアイドルです。
【北上麗花】
急に静香に抱きつくシーン好き。天真爛漫で距離感バグっててでもそれが自然体でわざとらしさが無い。意図せず周りを振り回してしまう奔放さ、こういう居そうで他にはいないキャラクターがいるのがミリオンライブの魅力ですよね。
【松田亜利沙】
中身どないなっとるねん、ロボか!?
ホバー移動するなせめて歩け!
頼むからまだ人間やめないでくれ!
【徳川まつり】
まつりの安心感やばいですよね。
いるだけで場が落ち着くというか、皆を見守るお姉さん感が凄い。
【天空橋朋花】
翼の表情を見て的確なフォローを入れるあたり、流石聖母。
ミリオンライブのアイドルは一瞬で自分の持ち味出してきますね。
油断すると皆好きになってしまう。
⑤トワラー
ジュリアの弾き語りで披露ということで、ユニットとしての歌唱が流れてしまったことに賛否両論あるかもしれませんが、それでも良いシーンだったと思います。
舞浜歩の即興ダンスが披露された……というのが個人的にかなりポイント高くて、これ多分ですがジュリアに弾き語りをさせたいからこの演出になったのではなく、アメリカでダンサー留学していた過去を持つ歩の個性を引き立たせる意図の方が大きかったんじゃないでしょうか。
歩のダンスも良かったし、横でフリーダムに暴れてる矢吹可奈と北上麗花さんも良かった。感性に全振りしたメンバーが揃うTeam7thのフリーダムな雰囲気が色濃く出ていましたね。
そして何より印象に残ったのが曲が終わった後に皆が集まっていた場面。
4話の時と比べて物凄く距離が近くなっていて、チームとしての一体感がより強くなったことが一目で分かる。
そういう意味では良いシーンだったと思います。
ただ贅沢言うなら、Team7thもっと見たかった。
⑥開演! R@ISE_THE_DREAM!!!
ライブ本番も勿論良かった。ですが個人的には、ライブ開演までの緊張と興奮が高まっていく過程がとても印象に残りました。
お客さんが入場してくる場面1つとっても、1話では未来達もこった側だったんだよなと感慨深くなります。
961プロの詩歌さんがカメオ出演してたのもファンならニヤリとしてしまうにくい演出でした。
そして、エミリーが可愛い。
声がめちゃくちゃ可愛いし顔が良い。
プロデューサーが羨ましい!
私だってエミリーに心配されたい!!
いや、でも私ならエミリーを心配させるようなことはしないな、うん。
後は39人で円陣組むシーンがめちゃくちゃ良かった。
未来がミリオンスターズのセンターになった瞬間が見れた。
プロデューサーに任命されてではなく38人の仲間に認められてセンターになるのが春日未来らしいっちゃらしいですよね。
劇中でそれだけの説得力積まれてましたしね、2話のオーディションもそうだし、原っぱライブ開催までのてんやわんやも未来ちゃんの良さがめちゃくちゃ出てた。
正直ミリアニ見るまで、春日未来がこれほどまでにセンターに相応しい資質を備えてるとは思ってなかった。
⑦最高のライブの幕開け
まず何と言っても、現実のライブさながらの臨場感!
特にライティングが秀逸でしたね。
ミリオンライブがこれまでやってきたライブに対して「これ再現すれば絶対に見る人を感動させられる」という自信だったり信頼があるんでしょうね。
そういう心意気みたいなものが伝わってきて、それが何より嬉しかったです。
【Dreaming!】
大事なトップバッターを徳川まつり率いるチーム6thに任せるってのは凄く分かります。まさに解釈一致。
しっかりダンスに個性が出てるのも良いですね。
まつりやエミリーが姿勢を綺麗に保つことを意識してる一方で、昴は前のめり気味に身体を大きく使っているなど、アイドルの性格や個性がちゃんと乗っていてCGなのに作り物感が無かった。
まつりもエミリーも昴もエレナもひなたも皆可愛いかったです。
表情が活き活きとしてて引き込まれました。
1曲目からこのクオリティは本当にヤバい、反則。
この後どんな楽曲が続くのだろうかと期待を抱かせる最高のスタートでした。
【ロケットスター☆】
ここで翼の覚醒を描くロケットスター☆ですよ。
めちゃくちゃ良かった。
ここに至るまでの舞台袖での真剣な表情と言い、これまで断片的に描かれた翼の成長物語がここに結実します。
ライブシーンとしても素晴らしいクオリティでしたが、本当にドラマチックでした。