①水着になって改めて分かった白組の凄さ
第7話は松田亜利沙も大興奮の水着回!
肌の露出が多い格好になって改めて分かったのが、各アイドルの特徴を捉えた描き分けがされていたことです。
CG作画にありがちな、首から下を使い回して頭だけすげ替えたような違和感が全く無かったんですよ。
これ地味に凄いと思いません?
②解説員、松田亜利沙
松田亜利沙担当Pの末席にいる僕にとって、この第7話は水着回ではなく松田回!
未来、静香、翼の3人とガッツリ絡む亜利沙を見ることが出来たのは、担当プロデューサーとしてめちゃくちゃ嬉しかったです。
松田亜利沙と言えば、「アイドルファンにしてアイドル」というのが彼女の持つ全ての個性の大元です。
#ミリシタこぼれ話[1/15]
— ミリオンライブ! シアターデイズ【公式】 (@imasml_theater) 2023年11月19日
趣味はアイドルのデータ集めという、
松田亜利沙ちゃん!
大好きなアイドルちゃんを一生懸命応援してきた経験から、今度は自分がアイドルちゃんとして、ファンにたくさんの幸せを届けるべく頑張っています!
#ミリアニ実況
#ミリアニ 第7話 pic.twitter.com/B8AgOiGXEC
この第7話ではそんな亜利沙のアイドルファンな面がかなり意図的に強調されていたように思えます。
生中継されている映像に対する解説やら感想が、1人だけ完全にオタク目線なんですよね。
まだ自分もアイドルだという自覚がまだ完全に芽生えきってないというか……。
そこがちょっと新鮮でしたね。
松田亜利沙といえば、10万バズしたミリシタSONG FOR YOU!ガシャのイラストに代表されるように、アイドルを目指すに至った背景やプロのアイドルとしての自覚を持った姿を明確に描かれてきたアイドルなんです。
そんな亜利沙がまだアイドルとして覚醒する前の「はじまり」を垣間見れた気がして凄く嬉しかったですし、改めてミリアニがはじまりの物語なんだと再確認しました。
③ついに出てきた、緑色のあいつ
劇場で見た時は声が出そうになりました。
まさか、ヤツが出てくるとは。
いや、本当に出すとか頭ミリオンにも程がある。
何で日本の南の島に、アメリカのUMAであるチュパカブラがいるんです?
そもそもこのゆるキャラ仕立ての怪生物をチュパカブラで通すこと自体無理がありません??
ちなみに僕は「Do the IDOL!! ~断崖絶壁チュパカブラ~」が生まれるきっかけとなったミリシタ感謝祭 2019〜2020の投票には参加してませんので、完全に無罪です。
④セクシーだけじゃない! 百瀬莉緒の本当の魅力
人間は不測の事態を前にした時にその本質が露呈するものです。
その意味では、百瀬莉緒の本質とは海に落ちた可憐を目にした瞬間に飛び出していった瞬間にこそ現れています。
普段はセクシーアイドルを目指すどこか抜けてるお姉さんと言った感じの彼女ですが、咄嗟に誰かのために動けて、優しくて気遣いが出来るところが本当の魅力だったりするんです。
39人もいるアイドルを、上っ面をなぞるだけでなくしっかりディープなところまで描いてくれるなんて、これ担当Pじゃなくても嬉しいですよ。
似たようなシーンだと崖から落ちた環を咄嗟に抱きとめるのり子もめちゃくちゃカッコよかったですね。
5話の原っぱライブでもそうですけど、小学生アイドル達にとって気さくで親しみやすいお姉さんやってるのり子はまさに解釈一致!!
飾らない魅力が本当にのり子らしい、ミリシタのコミュなんか見ててもやっぱのり子いると落ち着くんですよ。
それでいて頼りになりすぎるからこそ、心配になるというか放っておけなくなるというか……。
そうそうこれが福田のり子なんです。
⑤これまでもこれからも心一つ MILLION LIVE!!!!!!!!!!
琴葉の提案で途中からチーム対抗ではなく、協力してステージを進むことを決めたTeam2ndとTeam3rdのアイドル達。
勝負に徹しきれない甘さを毛嫌いする人もいるかもしれませんが、そんなところがミリオンライブの他には無い特色であり、良いところだと思ってます。
ミリオンスターズのような温かいチームなんて正直リアリティは全く無いけど、だからこそ応援したくなるんですよね。
⑥超人的身体能力!高坂海美
クライマックスに見せた高坂海美のアクション、めちゃくちゃ良かったです。
爆発的な加速に舞い上がる土埃
凛々しい表情と超人的な身のこなし
アクション系の映画が大好物なので、水着以上にテンションが上がりました。
どうやらモーションキャプチャーに、元戦隊ヒーローを演じた方が参加したらしいですね。
カメラワークも素晴らしかったですし、本格アクションといっても差し支えない出来です。
いや、本当にテンション上がった。
⑦全体的に突っ込みどころ満載だけども……
安全管理も糞も無いセットに、丸太やナタが置きっぱなしの撮影現場、命綱無しで登るにはあまりにも危険過ぎる崖など、第7話突っ込みどころを挙げればキリが無い程大味な脚本でした。
特に驚いたのは途中にあったスイカ割りのシーン。
スイカを割る道具に角材を使っていたんですが、どうやらこれ、山形県尾花沢市にあるJAみちのく村山が設立した日本すいか割り推進協会が考案した公式認定ルールに準拠したデザインになっているそうです。
そんな感じで「そうはならんやろ」の連続だった第7話だったんですが、見方を変えればとてつもないパワーがあったように感じます。
「細けぇことは良いんだよ」と言わんばかりのノリと勢いの良さ、僕は個人的に好きです。
まとめ
如何だったでしょうか。
第7話はミリアニの中でも特に賛否が別れる内容だったと思います。
ただ僕は欠点の無い作品よりも、欠点があったとしても光る部分のある作品が好きなので、なるべく作品の良いところを見つけてこれからも紹介していけたらと思います。