はじめに
あまりにも分からないことが多すぎるので無用な憶測は避け事実だけを書きます。
まず松田亜利沙役の村川梨衣さんは、ソロ曲とMCを除けば殆どカメラに抜かれることはありませんでした。
そして全体曲の『Rat A Tat!!!』 『Crossing!』 『』を除けば、出番はソロ曲とアニメユニット曲の僅か2回。
それでも配信画面に映る彼女は、とても輝いて見えました。
ひとりも手放さないという言葉が持つ本当の意味
どういう事情を抱えていたにせよ、村川梨衣さんはステージに上がった。
そうして、39人のキャスト全員が揃う奇跡が実現した。
それは彼女が他のキャストさんやスタッフといった仲間達を、そして僕たちプロデューサーを手放さないでいてくれたからだと、私は感じています。
ひとりじゃ届かない、ひとりも手放さない
UNION!の歌詞を、私はずっと手を差し伸べる側のことを歌った歌詞だと思っていました。
けどそれだけじゃなかった。
この言葉はきっと、差し伸べられた手を掴んで立ち上がる不屈の精神を描いていたんじゃないかと、今は思います。
人生には周りの人間には助けることの出来ない問題が山のようにあり、自分の意志で乗り越えなければいけない壁が星の数ほどあります。
何か力になりたいけど何も出来ない。祈ることと応援することしか出来ない。
そんな無力感に打ちひしがられた経験が皆さんにもあるのでは無いでしょうか。
祈りや応援を力に変えてもらった時、差し出した手をとって貰えた時
果たして手放さなかったのはどちらなのでしょうか?
さいごに
これは村川梨衣さんだけに言えたことでは無いと思います。
腰の怪我から復帰して圧巻のパフォーマンスを見せた戸田めぐみさんもそうですし、過去には田中琴葉役の種田梨沙さんが病気療養で1年近く活動を休止していたこともありました。
そして私達プロデューサーもそうなんですよね。
出会ってから色々あったと思いますが、それでも今日という日まで手放さなかった。
ひとりじゃ届かない、ひとりも手放さない
それは待っていたら誰かが助けてくれるような都合のいいものではなく、自分から手を伸ばす人にしか作れない奇跡なんだと、私は村川梨衣さんのパフォーマンスを見て改めて確信しました。
ミリオンライブ11周年、本当におめでとうございます。