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【ラグナロク:Re】それは読むアクション映画

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レーベル:オーバーラップ文庫
著者:安井健太郎
イラストレーター:巖本英利
発売年月日:2018年4月

あらすじ:バトルファンタジーの金字塔 ここにリビルド

 人ならざる怪物“闇の種族”が跋扈する世界。
私とともに旅をするリロイ・シュヴァルツァーは、
“自由契約”の傭兵として各地を放浪していた。
そんな我が相棒にある時舞い込んできた依頼。
一見容易な依頼のように思えたそれは、
リロイを亡き者にしようとするための罠であった。
さまざまな暗殺者、獣人、組織のエージェント、
そして“闇の種族”が相棒に襲いかかり、
私もその面倒な災難に巻き込まれることとなる。

——そういえば自己紹介がまだだったな。
私の名はラグナロク。
リロイが腰に差している剣、それが私だ。

12年の時を経て再始動した、本格的バトルファンタジー

 2024年1月時点で28回開催されているライトノベル新人賞『スニーカー大賞』
 その長い歴史の中で大賞を受賞したのはたったの7作。
 ライトノベル新人賞の中でも一際狭き門として知られているこの賞で、数少ない大賞受賞作『ラグナロク』を著者自身の手でリブートしたのが本作となります。
 
 2006年に短編集が出て以来、実に12年ぶりの刊行ということで、1ファンだった僕も沸き立った記憶があります。
 

映像化不可能! 小説だから描ける超ハイスピードバトル

 この作品の売りは、何と言っても著者である安井健太郎氏の筆致でしょうか。
 アクションを描かせたら、この人の右に出る人はいないのでは無いでしょうか。
 とにかくアクションシーンがカッコいい。
 主人公リロイが縦横無尽に躍動し剣を振る様が濃密に描かれており、目で追えない速さのアクションが臨場感をもって読者の脳を揺らしてくる。
 それはもはや映像媒体では決して不可能な領域に達しています。

 小説だから生み出せるスピード感で繰り出させる、アクションは一見の価値ありです。
 特に見どころとなるバトルは1巻だと対シルヴィオ戦、そして対アグナル戦でしょうか。

今ならなんと無料で読める。

 実は本作、文庫として刊行される前は小説家になろうで連載されてました。
 つまりなんと無料で読めます。
 
 https://ncode.syosetu.com/n7906ee/

 試し読みして気に入れば、紙の書籍で購入してみて下さい。