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古代ローマ時代におけるUFOの目撃例について

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 古代ローマにおいて、理屈では説明出来ない異常な現象は、神から人間に向けての警告だと考えられていました。

 その為、こうした不可思議な出来事は神官達によって記録され、アンナレス・マクシミと言われる毎年発行される年代記に記載されます。

 ローマの神官団による調査と検証を経て発行されるこのアンナレス・マクシミはローマの公式記録と言っても過言ではありません。
 その為、リウィウスに代表される同時代の歴史家によって引用される事がしばしばあるのですが、そこで見られる不可思議な現象の中には、UFOの目撃例と思われる事例も数多くあります。

 そんな古代ローマにおけるUFOの目撃情報をまとめた論文が、NASAの研究員Richard Stothersが2007年に発表した
 Unidentified Flying Objects in Classical Antiquity(古典古代における未確認飛行物体)です。

 今回はこちらの論文を引用しつつ、古代ローマで発見されたUFOについて紹介したいと思います。

第二次ポエニ戦争下に現れたUFOとリウィウスの考察

「ローマ建国史」で有名なリウィウスは著書において以下のように引用しています。

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紀元前218年の冬、ローマでは船の光景が空に輝いた。