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歴史と幻想の水先案内人

さよならD_CIDE TRAUMEREI

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 今日は久しぶりにサービス終了するソシャゲについて取り上げたいと思います。

 今回取り上げるのは2021年9月30日にリリースされ、1年後の昨日サービス終了を発表した
 D_CIDE TRAUMEREI(ディーサイド トロイメライ)
 通称トロメラです。
https://twitter.com/dctm_pj/status/1575772440461918210?t=GnlFubvrUvsbx_nuvh0fAg&s=19

決して悪いゲームではなかった

 と言うのが率直な感想です。

 例えば公式サイトから引用させていただいたこの背景イラスト

 懐かしくも非日常感のある独特な雰囲気をこれでもかと演出しており、プレイしていて物語に入り込みやすかったです。
 わざわざオープンワールドなんかにしなくてもこれだけの没入感が得られるのかと驚いたくらいでした。

 シナリオもペルソナ1、2のシナリオを担当した里見直氏が手掛けただけあって読み応え抜群。
 個人的にはペルソナ3、4あたりが好きな人にはかなり刺さるのではないかと感じました。

 そして物語を彩る登場人物も魅力的で、話が進む中で違和感なくキャラが深堀りされていってます。
 なので私は話の続きが気になるからとゲームをどんどん進めていく内に、自然と登場人物が好きになっていました。

 主題歌に東京事変を起用したことよりもシナリオとキャラクターをもっと前面に押し出してた方が良かったんじゃないですかね?

致命的にソシャゲに向いてなかった。

 ここからとサービス終了に至った原因について、経験を交えての分析です。

 サービス終了に至ったわけだから売り上げ立ってなかったと思うんですが

 キャラクターの魅力がビジュアル以上にストーリーを通して描かれる内面に寄ってるので、ハマればハマるほど

「水着だ、メイドだガシャ回そう!!」

 みたいにはならなくなるんですよね。

 サ終して欲しくないから無理のない範囲で課金していましたが、それもキャラクターに対してではなく作品に対しての課金ですよ。

 この感覚は決して私だけでは無いと思います。

 キャラクターに対してお金を払うガシャというシステムがこの手のゲームには本当に相性悪い

 素直に買い切りアプリかコンシューマーゲームとして出していれば良かったのでは?

 シナリオやキャラクターの作り込みに対してゲームの売り方があまりに雑。
 自分の強みを理解できてないし、活かしきれてない。

 本当に勿体ない。

 正直育成素材集めの周回をする時間があれば、その時間で物語の舞台となる由良島を隅から隅まで回って世界観に浸りたかったし、もっと登場人物と深い仲を築ける要素が欲しかった。
 
 何でソシャゲにした……。

最後に言いたいこと

 今回のサービス終了は悲しい気持ちになりましたが、同時にサ終する前にプレイ出来て良かったという気持ちもあります。
 
 売れてるゲームが良いゲームとは限らないし、売上が低くサ終するゲームが駄作とは限りません。

 今月の28日までプレイ出来るので、気になった方は是非遊んでみてくださいね。