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ARKにハマッて後悔した話

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ARKとは

 正式名称はARK: Survival Evolved

 Studio Wildcardが開発したゲームで最初のリリースが2015年、その後プレステ4、iPhone、Android、Nintendo Switchと徐々にプラットフォームを広げていってます。

 開発会社のStudio Wildcardはアメリカはシアトルを拠点にする2014年設立の比較的新しい会社みたいですね。

 ゲーム内容は恐竜をはじめとする古代生物が多数生息する無人島でのサバイバル。
主人公はサバイバーとなって様々なアイテムや建築物をクラフトし、仲間にした恐竜達と生活をしたり時には冒険をします。

 ゲーム系YouTuberやVTuberが実況することが多く、私もとあるゲーム実況者の配信でこのゲームの存在を知りました。

 今回も以前取り上げた格安ゲーミングスマホにてARKをプレイしたので、感想を書いていきたいと思います。
 前回の原神に続き辛口な内容となってしまったので、ARKが好きで好きで堪らないって人はここで引き返すことをお勧めします。
 逆に興味があってプレイするかどうか悩んでいる人は必見です。

バグが多い

 要求スペックが高すぎるせいなのか不具合やバグの報告がめちゃくちゃ多いです。

 具体的にどんなバグが発生しているかはこちらのサイトが見やすいので是非
 
ark.gamerch.com

 何より問題なのはこうしたバグや不具合の報告に対して開発側が対処を行った形跡が見られないことです。
 まともに遊べなかったらその時点で諦めるしかありません。

 人を選ぶゲームは数あれど、プレイ出来るか出来ないかの時点で選別が始まるゲームというのは中々に酷い。
 

プレイングスキルが介在する余地が極めて殆んど無い

 ARKは難易度がシビアと良く言われますが実態はゲームバランスが極端に悪いだけです。
 
 右も左も分からない状況で始めると
 拠点近くで湧いた強力な肉食恐竜に仲間ごと殺され、アイテムを回収しようにも近づくことすら出来ず全てを失う
 その繰り返しで何一つゲームが進まないなんてことも珍しくありません。

 こうした詰みを回避する為には攻略サイトや攻略動画を見て、安全に拠点が作れる場所や出現する恐竜の特徴や能力といった情報を集めれば良いのですが

 そうなると途端に難易度が緩くなるんですよ……。

 ダークソウルのように何度も死んでいく内に突破口が開けていくような、ゲームの中で試行錯誤して成長を実感するカタルシスは一切無く、ゲームの外側で情報を得ているか得てないかで明暗が分かれる。

 この結果どうなるかと言うと自由度の高さが売りな筈のオープンワールドサバイバルで一本道化が加速するわけです。

ゲームから作業へ

 そもそもARKは何をするにしても素材を集めて恐竜をテイムしたり、武器や道具を揃えないといけないので試行回数を重ねるのにかなりの手間と時間を要します。

 なので結局多くのプレイヤーが攻略サイトや攻略動画を見て先人の知恵と経験に裏打ちされた効率の良い攻略方法をなぞっていくようになるのですが

 そうなると結局は舗装された道に沿って作業をこなしていく形に落ち着きます。

 こうなってしまうと、試行回数を稼ぐことが出来ないテンポの悪さだけが目立つようになりますね。

既に時代は遊ぶゲームから見るゲームへ

 以上のことから実際にプレイした感想ですが、とてもじゃないけど普通の人にはオススメ出来る内容では無かったです。

 ただ、理不尽な死に方をして素寒貧にされたり苦労して育てた恐竜が殺されたりする場面は視聴者の笑いもとれるので、配信映えする画が撮れるという点ではARKはとても優れていると思います。

 完全に動画配信者向けゲームですね。
 もう少し遊ぶ人の方を向いたゲーム作りをしても良かったとは思うんですが、そうなると動画配信者からすると魅力の無いゲームになっていたかもしれません。

 今は企業も動画配信者に案件を投げてプロモーションすることが当たり前になっていますが、ゲームが面白いのか、配信者が面白いだけなのでは無いかといった疑問を頭の片隅に残しておいた方が良いかもしれませんね。

【PS4】ARK: Ultimate Survivor Edition

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