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歴史と幻想の水先案内人

ゴールデンカムイのヒットの理由はバカになれるから?

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公式サイトより

ゴールデンカムイが完結しましたね。

期間限定で全話無料公開されたこともあり、今年のゴールデンウィークに一気読みしたなんて人も多かったのではないでしょうか。

作品の解説や考察なんかは詳しい方にお任せするとして、このブログではゴールデンカムイを通して、私が最近のエンタメ業界について書いていこうと思います。

このブログではにわか大歓迎、ご新規さんこそ作品を盛り上げる起爆剤と思ってますので、是非良かったらブログを読んでみての感想や、作品自体の感想なんかをコメントして下さい。

一応コメント承認制にしてますが、ほぼ素通ししてます。

ゴールデンカムイの魅力について個人的な感想

115話(単行本12巻収録)のラッコ鍋や155~156話(単行本16巻収録)のサーカス会が代表するように

金塊を巡って血で血を洗う攻防の真っ最中にも関わらず、個性豊かなキャラクター達が全力でバカをやる。

このギャップも然ることながら、全力でバカをやっている時に頭空っぽにして楽しめるというのが

私にとってゴールデンカムイ最大の魅力でした。

実際Twitterでもお笑い要素を取り上げる人がかなり多かったです。

勿論、アイヌ文化を詳細に取り上げた点や、激しい戦闘シーンや人間ドラマなといった要素の方がゴールデンカムイをゴールデンカムイたらしめてるものだということは否定しません。

しかし、何故多くの人がゴールデンカムイを手にとるようになったかを考えた時に一番の要素はどこかバカげた部分なんじゃないかと私は思うのです。

昨今のエンタメについて思うこと。

私は「ああ、こういう風に売ろうとしてるんだな」と頭で理解してしまうとそこで冷めてしまう性格です。

仕事のストレスを少しでも解消したくてマンガやアニメに触れたいのに、こういう商売っ気が前面に来てしまうとビジネスマンとしてのスイッチが入ってしまって作品を娯楽として受け止められなくなる。

実はこうした考えの人は結構多いんじゃないかと思います。

マンガもアニメもゲームも決して慈善事業ではないので当然利益は追及するべきなんですが、そんな現実を忘れさせてくれるものを私達はエンタメに求めているのかもしれませんね。