ほぼ週刊★平民貴族

面白き ことも無き世を 面白く

あの日憧れた憎たらしい大人達

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今週のお題「大人になったなと感じるとき」

先週「神様になった日」というアニメの感想を書く際に、「イリヤの空UFOの夏」と「半分の月がのぼる空」を久しぶりに読み返した。

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その時感じたことを【大人とは】をテーマに記しておこうと思う。

さて先週も紹介したように、「イリヤの空UFOの夏」には【榎本】という男が、「半分の月がのぼる空」には【夏目五郎】という男が登場する。

憎たらしい奴等だった。

だらしない奴等だった。

大人気無いという言葉では済まされないほど主人公に容赦がなかったし

それでいて少年に無力感を突きつけられるほどには力もあった。

こんな大人になれたら楽しいだろうな、と中二心をくすぐる魅力のようなものもあった。

作中での彼らは何処にでもいる普通の高校生である主人公達に代わり

ヒロインが抱えている問題に立ち向かうポジションで、言わばもう一人の主人公だ。

自らは脇役に徹し、他の誰かに主役の座を渡す。

要するに大人とは次の世代にバトンを託す人間だと私は思う。


さて、一億総活躍社会という言葉が2015年頃から叫ばれるようになった。

子どもからお年寄りまで、性別の区別なく、誰もが主役として輝ける世界。

果たして、そこに「大人」はいるのだろうか。


私にはまだ託したいものが無い。

自分でなくても良い。誰でも良いから叶えて欲しい。

そんな夢を私はまだ持っていない。

きっと私はまだ大人にはなれていないのだ。

だから生きていく。

誰かに叶えて欲しい夢を探しに行くのだ。

イリヤの空、UFOの夏 その1 (電撃文庫)

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半分の月がのぼる空 1 (文春文庫)

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  • 作者:橋本 紡
  • 発売日: 2013/09/27
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