ほぼ週刊★平民貴族

面白き ことも無き世を 面白く

実写版ムーランが配信される今だからこそ、セブン・イヤーズ・イン・チベットを見ようじゃないか

広告

2020年9月4日よりディズニープラスで配信が始まった実写版ムーランが物議を醸しているそうです。

その理由は幾つかあるのですが、その中でも最たるものがこちらBBCでも報道されています。

ディズニー新作映画「ムーラン」、新疆で撮影 エンドロールで発覚 - BBCニュース


新疆ウイグル自治区は今最も激しい人種差別政策が行われている地域の1つです。

最近ではウィグル人女性に対して強制的に避妊手術が施されているというニュースが話題になりました。

www.cnn.co.jp

ポリティカル・コレクトネスという言葉を声高に叫び、配慮を求める一方で、こうしたことを黙認している人がいるということに大きな歪みを感じます。

そんな色々言いたいことがある中で、私が一番言いたいのはこれです。

「セブン・イヤーズ・イン・チベットなんかはその内見ることが出来なくなるんじゃないかな」

セブン・イヤーズ・イン・チベットってどんな映画?

f:id:Guria:20200909194727j:plain

この映画は1997年に公開された映画です。

主演はブラッド・ピット。
オーシャンズ11やトロイなど2000年代以降の作品から彼を知った人達にとっては本作品はあまり有名では無いかもしれないですね。
逆にセブンとかファイトクラブを見ていた人はこの映画も良くご存知なのかも。

監督はジャン=ジャック・アノー。
デビュー作である『ブラック・アンド・ホワイト・イン・カラー』でいきなりアカデミー賞最優秀外国語映画賞を受賞した名監督です。
監督作品として他に有名なのもに薔薇の名前があります。
こちらも映画史に残る名作なので是非見てみてください。

薔薇の名前 特別版 [DVD]

薔薇の名前 特別版 [DVD]

  • 発売日: 2004/09/10
  • メディア: DVD

さて、このセブン・イヤーズ・イン・チベットがどんな映画かと言いますと。
オーストリアの登山家ハインリヒ・ハラーの自伝を元にした作品です。

彼はヒマラヤ山脈にあるナンガ・パルバットへの登山遠征の帰路に、第2次世界大戦勃発の影響で当時イギリス領だったインドで拘束されてしまいます。その後自力で脱出し、逃れた先であるチベットで幼少期のダライ・ラマ14世と交流を持つことになります。

勿論その中で中国共産党率いる人民解放軍によるチベット侵略も描かれます。

勿論この映画に中国共産党は大反発。
監督のジャン=ジャック・アノーと主演のブラッド・ピット等は中国の支配地域への立ち入りを無期限に禁止されたそうです。
ただ、ブラッド・ピットは2016年に出演作のプロモーションで中国入りしてますが。

セブン・イヤーズ・イン・チベットを見ての感想

まず最初に言っておきたいのが昨今のポリコレ作品に見られる、押し付けがましい説教臭さは皆無です。

チベット侵略という政治的テーマ抜きに見たとしても、ブラッド・ピット演じるハインリヒの荒んだ心がチベットの大自然とそこに生きる人々の心の豊かさによって徐々に変わっていく様子が丁寧に描かれていてヒューマンドラマとしても非常に完成度が高いです。

あとは画としての美しさが群を抜いていますね。
インパクトの強さは無いけどずーっと心の中に残り続ける、そんなシーンが多い。
例えばブラッド・ピットがパリッとしたスーツを着て、チベットの街中を闊歩するシーンがあるんです。話の中ではさして重要なシーンでは無いですよ。
でも、その時のブラピがまぁカッコいいんですよ。

見る人によって当然違ってくると思うけど、お気に入りのシーンが必ず見つかる映画では無いでしょうか?

最後に

今はNetflixでも配信されてます。

ですが、今のような状況が続けばその内視聴することが非常に困難になるのでは無いでしょうか。


世の中本当に変なことになってきているけど、それでも良いものは良いって気楽に言える世界であって欲しいです。