ほぼ週刊★平民貴族

面白き ことも無き世を 面白く

「来年の私たちってどうなってるのかな?」

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公式ホームページより引用

この2020年の7月26日にアイドルマスターシリーズが15周年を迎えました。

実は自分も三年前からデレステを始めていて、中断期間挟みながら細々とプロデュースを続けてます。

さて、そんなアイドルマスターは複数のシリーズに別れているのですが、その中でも最初に展開した【THE IDOLM@STER】のアニメ版がYouTubeで期間限定公開されています。
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これまで346プロのアイドルしか知らなかったにわかだった自分も
15周年の記念放送やこのアニメを見たことで、一気に765PRO_ALLSTARSにド嵌まりしてしまいました。


いや、それにしても今になってこんなに嵌まるとは思わなかった。



実は2011年の放映当時に一度見たことあるんですよ、このアニメ。
でもその時は全くと言っていいほど印象に残らなかった。

その前に放映されていたアイドルマスター XENOGLOSSIAで原作と声優変わってたりしてたのもあったので、アイドルマスターというコンテンツに対してごちゃごちゃしてとっ散らかったイメージを持ってたのもある。

ヒロインが大勢いる作品も好きじゃなかったしな~

いても二人か三人まで。

だから2008年に放送されてたマクロスフロンティアなんかはちゃんと見てた。

ランカかシェリルかみたいな話をゼミの女の子まで言ってたっけな。

飲み会だったかな、クリロナかネイマールかみたいな話のあとにその話題が出てきたのを覚えてる。

大学生になって何が良かったかって多分こういうスポーツもアニメも音楽も同じテーブルに乗せて料理しちゃうようなそういう場にいられたことだったようにも思える。

話がずれた。

そんな当時の自分が実際にアイドルマスターに触れる機会があったにも関わらず、興味を示さなかったのか

最大の理由は、夢を見る女の子が苦手だった。これに尽きる。

女の子に限らないか、とにかく夢に向かって真っ直ぐな人間がなんかダメだった。

嫌いだった。

自分、この翌年にゴーバスターズって特撮に嵌まるんだけど。

あれは確か、取り返しのつかない災害で主人公たちが家族や仲間を失って、結局取り戻すことが出来ないまま終わる話だった。

当時の自分は現実と戦って夢を掴みとる話よりも、現実を受け入れる話が好きだったのかもしれない。

そんな自分が9年経って、やっと彼女たちの輝きを直視できるようになった。

これも成長だって、大人になったんだって、そう言ってもいいのかもしれない。


そんなこんなで現在公開されている6話まで見ました。

その中で一番印象に残った台詞がこの記事のタイトルにもした

「来年の私たちってどうなってるのかな?」という天海春香が同僚のアイドルに向けた言葉です。

この台詞から始まる一連の下りは、今だからこそ感動できた。

夢を描いて未来に対して期待を膨らませることは存外難しいもののように感じる。

物語の中では良くあるシーンだけど、物語の中にしか無いシーンなのかもしれない。

自分が10代の頃なんて数ヶ月先の定期試験に追われて、受験の不安に押し潰されそうになっていた。

一年先には一年先の問題が待ち構えている。そんな憂鬱感を抱いていた。

それは社会人になってからも変わらなかった。


勿論自分だって夢や目標に向かって愚直に突き進んでいた時がある。

叶えられた夢も叶わなかった夢もある。

自分が一番萎えたのは挫折をした時ではなく、夢を叶えた先に見た景色が大して綺麗じゃ無かった時だ。

そういうのがずっと続いて

最初は落ち込んだり、腹を立てたりもしてたけど、段々と「人生なんてそんなもんさ」と受け入れるようになった。


そこに来てこのアニメと出会ってしまった。

創作物ってのは容赦が無い。

古傷を抉るというか、かさぶたを剥がすというか

自分の中では結論を出した問題をまた蒸し返してくる。

献血ポスターごときに難癖つけるバカが出てくるのも道理だよ。

アニメや漫画に限らず、写真や絵画、陶芸や彫刻に至るまであらゆる表現はそれを見る者の心を映す鏡になる。

9年前、チャンネルを変えたのはこのアニメを見たくなかったというよりも当時の自分の心と向き合いたく無かったのかもしれない。


目を瞑ると中村繪里子さん演じる、彼女の声が反響する

「来年の私たちってどうなってるのかな?」

いつかその質問に即答できる自分になれるように、もう一度夢を描いてみようと思った。