ほぼ週刊★平民貴族

心豊かに生きることをテーマにした雑誌ブログ。主に映画と歴史と書籍について書いています。

大河で敗戦処理した井上真央が少年寅次郎で完封勝利をあげるまで

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今週のお題「〇〇の成長」


昔から芸能人にあまり興味がなかった自分が
井上真央という女優を知ったのは高校生の頃に流行ったドラマ「花より男子」のヒロインを演じた頃でした。

とは言え当時クラスではヒロインを演じる彼女ではなく道明寺や花沢といったF4を演じた松本潤や小栗旬のことで持ちきりで

そして男子の間でも井上真央は長澤まさみや宮﨑あおい程話題には登らなかったし、何より当時は堀北真希の全盛期だったと記憶しています。



その後暫くしてAKB48が空前のブームを巻き起こしました。

当時大学生になっていた自分は、授業にサークルにアルバイトにと慌ただしい毎日を送る中すっかりテレビ等見なくなっていたのですが

それでも総選挙の日なんかは誰かの家に集まって酒を飲みながらテレビを見ていました。

話題性とは恐ろしいもので、興味の無い人間の関心すら引き寄せるものだったのです。

そんな中、井上真央はやはり知名度こそあるものの頻繁に話題に上がる女優ではなかったのです。

朝ドラのヒロインに抜擢されていたのが調度この時期だったが、夜型生活の多い大学生の中で朝ドラを追いかけている人間は少数派だったこともあり

案外同世代の我々より、両親や祖父母の世代の方が彼女のことを良く知っていたのかもしれません。

そんな自分が井上真央の名前を目にしたのは某大河ドラマのヒロインを演じた時のことでした。

そのドラマは今住んでいる萩市を舞台にしたものでしたが、史上稀に見る低視聴率ということもありネットでは酷評の嵐でした。

当時既に社会人になっていた自分は萩市ではありませんが山口県内には住んでましたが

山口県民が敬愛して止まない吉田松陰先生の扱いがあまり良くなかった為か、周囲の人間の殆どがネット以上にそのドラマを扱き下ろしてました。

愛の反対は無関心とは良く言ったもので、ドラマが半分も過ぎる前にその大河ドラマは話題に登ることも無くなりました。

ただそこまで酷評された中、主演を務めた井上真央に対する風当たりはそこまで強くありませんでした。

寧ろ、ドラマを酷評しながらも彼女の演技力については認めるといった声も少なくなかったんです。

そうした周囲の声とそれまでの印象とが相まって

井上真央に対して【出演作に恵まれない不遇の女優】というイメージが自分の中で確固として根付いてしまいました。


それが、不振のチームの中、一人意気を吐く姿を想起させたのでしょう。

元横浜DeNAベイスターズの三浦投手や、柏レイソルのバンディエラ、大谷秀和選手のような

何か生き様や物語を感じさせる有り様がそこにあったのでしょう。

こうなってくると面白いもので

自分はそれまで全く井上真央という女優を全くと言って良いほど知らなかったにも関わらず、応援したい気分になっていったのです。

※松本潤との間に熱愛報道があった過去すら知りませんでした。


とは言え、元々ドラマや芸能人に興味を持たない自分です

先週土曜にフィナーレを迎えたNHKドラマ少年寅次郎にて、ようやく井上真央の演技をまともに見ることが出来ました。

感想と言っても、どうこう言えるほど演技に造詣が深いわけではありませんが

それでも彼女からは堂々として、それでいて周囲を優しく包み込むオーラを感じました。

今まで見てきた映画で例えると、8月のメモワールやチョイスなんかで子役を引き立ててるときのケビン・コスナーのようです。

実力があり、尚且つ華がある役者だけが出来る周囲の引き立て方でした。

元々あった才能も去ることながら、新たな境地を開拓できたのは本人の努力あってこそのものでしょう。


井上真央の話というより、ほぼほぼ自分の思い出話になりましたが

元から私たちの人生は誰かの成長の物語で出来ていたのかもしれません。

これから先また自分が彼女について語れる日が来れば、それはとても幸せなことだと思います。