ファーストアベンジャーを見る前と見た後と
自分が初めてクリス・エヴァンス演じるキャプテン・アメリカ(スティーブ・ロジャース)と出会ったのは2012年上映の「アベンジャーズ」でした。
それまで自分はアイアンマンとハルクくらいしか知らなかったのもあり、キャップへの第一印象はあまり良くなかったんですよね笑
なんか説教臭い奴だな~
スーパーパワーを持ってないスーパーマンみたいな奴だな~
これ90年代だとケビン・コスナーが演じてそうだよな~
そんなことばっか思ってました。
それがファーストアベンジャーを見た後だと
キャップへの印象が180度変わるんですよね。
なので「映画作品」としてはともかく「キャプテン・アメリカの映画」としてはこのファーストアベンジャーって100点満点だと思うんです👀
今とは違う時代を丁寧に描いたことがキャプテン・アメリカを現代に甦らせた
キャプテン・アメリカが初めて出版されたのは1941年。
この時代に、ナチスに対抗するためのスーパーソルジャーという設定のキャップが産声を上げたという事実は私達に色々なことを考えさせます。
国を上げた戦争に多くの国民が同調し、エンターテイメントがプロパガンダ的な色を強めていった時代というものを殆どの人は知りません。
仮に知ったところで理解まではできないのではないでしょうか。
キャプテン・アメリカというヒーローを紹介するに当たり
こうした時代背景を丁寧に描いたことの価値はとても大きいです。
このアベンジャーズという一大プロジェクトを進めるにあたり
キャプテン・アメリカというヒーローを現代に合わしたのではなく
観客にキャプテン・アメリカと彼が産まれた時代を理解させることを選び
それを見事1つの映画にしてしまった。
これは素晴らしい仕事だと自分は思います。
最後に
見たことが無い人は是非一度見て欲しい映画です。
今と価値観が異なる時代があり、彼はそんな時代に産まれたヒーローなんだということが腑に落ちると、きっとあなたも彼の魅力の虜になる筈です。