今週のお題「卒業」
私にとって一番卒業らしい卒業と言えば大学の卒業かなと思います。
小、中、高と上がっていく時は卒業しても何人かは進学先で顔を合わせる人がいたので、あまりお別れや区切りといった実感が持てませんでした。
だけど大学の卒業式後ゼミの仲間とお世話になった教授に挨拶しに行き、その後謝恩会に参加して最後改竄するとき
「ああ、これでもうお別れなんだな」
皆がそれぞれ別々の道に進んで行ってこれまで交わってた線が二度と交わることがなくなってしまうことの実感と、そのことに対する寂しさが急に込み上げて来ました。
私にとって大学の友人は、一緒にクラスの出し物や合唱コンクールをやるとか、皆で何か一つのものを作り上げるようなことはしなかったんですが、だからこそ居心地が良かったように思えます。
就活だって今と違って本当に苦しい時期だったし、目指すものは違うけど境遇は同じで、半強制的に同じことをさせられてる時より連帯感は強かったのではないでしょうか。
こうして思い出すと、あの頃に戻りたいなんて感じてしまいます。
今だってそんなに悪くないのに。